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組込みシステム製品の出荷後には,製品の状態確認と有寿命部品の交換などを行う予防保守,故障・障害といった不具合が発生した場合の原因調査及び対策などを行う事後保守などの保守業務がある。保守業務は,製品出荷数,不具合発生時の緊急対応要否など,製品と市場及び顧客の特徴などによって,様々な方式・形態で行われる。
従来,予防保守は,定期的に状態を確認して有寿命部品と劣化傾向のある部品の交換などを行う TBM (定期保守) 方式が多く行われてきた。近年は製品各部の状態を監視し部品の劣化傾向を分析することで,保守対象箇所と時期を決める CBM (状態基準保守・予知保守) 方式を行う製品も増えつつある。
一方,事後保守には,現地に出向いて保守を行う形態や,製品を送付してもらい保守を行う形態などがある。
こうした,様々な方式・形態で行われる組込みシステム製品の保守業務を迅速かつ効率的に行うために,次に示すような保守業務を支援する機能・構造を開発して,あらかじめ製品に実装しておくことが求められる。
ただし,組込みシステム製品はメモリ,インタフェースなど,資源に制限があり,実装空間,運用など,制約事項も多いので,次のような考慮,工夫も必要となる。
なお,保守業務を支援する機能・構造の開発は,ハードウェアとソフトウェアに関連し多岐にわたるので,両開発技術者が協力して検討することが不可欠である。
さらに,保守業務実施後には,保守要員から保守内容の詳細及び用いた保守業務を支援する機能・構造の評価を収集し,課題を抽出して,その内容を今後の製品開発及び保守業務に生かすことが重要である。
あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って解答せよ。
なお,解答欄には,文章に加えて,図・表を記載してもよい。
あなたが携わった組込みシステム製品の用途及び技術的特徴を踏まえた概要,採用した保守の方式・形態,及びその保守の方式・形態の採用に至った背景を,2ページ(800字相当)以内で答えよ。
設問アで答えた製品の保守業務を迅速かつ効率的に行うために,あらかじめ製品に実装した保守業務を支援する機能・構造,保守業務を支援する機能・構造の開発で行った考慮・工夫,及びハードウェアとソフトウェアの開発技術者間で検討した内容について,2ページ(800字相当)以上,かつ,4ページ(1,600字相当)以内で具体的に答えよ。
設問イで答えた保守業務を支援する機能・構造に対する評価,及び保守要員から収集した評価・課題に対して,今後の製品開発及び保守業務に生かそうと考えている内容について,1.5ページ(600字相当)以上,かつ,3ページ(1,200字相当)以内で具体的に答えよ。