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昨今の組み込みシステム,IoT 製品の業界は,デジタルトランスフォーメーション(DX)推進などによる多様な分野への急激な市場拡大,また新型コロナウイルス感染症拡大による社会情勢の変化などによって経営環境が急変し,今後の業績,事業の成長の見通しが不透明となっている。
経営環境を取り巻くそのような状況下において,事業の成長を目的とした意思決定のためには,成長戦略の継続的な見直しが必要である。成長戦略を見直す手法として,成長戦略を新規・既存製品と新規・既存市場の組合せで四つに分類し,製品市場マトリクスとして検討する考え方がある。具体的には,①新製品開発戦略(新規製品を既存市場へ投入),②新市場開拓戦略(既存製品を新規市場へ投入),③多角化戦略(新規製品を新規市場へ投入),④市場浸透戦略(比較的経営環境の変動が小さい既存市場での既存製品維持)である。例えば既存製品の売上減少,市場の縮小・消失などが見込まれる場合には,新市場開拓戦略と多角化戦略が考えられる。多角化戦略の例として,事務機器メーカのアルコール自動噴霧器の市場への投入,防災機器メーカの AI 自動顔認証体温測定装置の市場への投入などがある。
組み込みシステムの IT ストラテジストは,既存製品,既存市場又は新規市場を分析し,経営環境の変化に対応する事業の成長を見据えた成長戦略を立案するなどの意思決定を行うことが重要である。その際に,立案した目標と結果がかい離するなどの経営リスクをあらかじめ分析し,その分析結果に対応するための経営リスクマネジメントも重要である。さらに,新規製品投入の場合には,早期に開発するために必要な保有技術・新規開発技術を鑑みた検討が必要である。
あなたの経験と考えに基づいて,設問ア~ウに従って論述せよ。
あなたが携わった組み込みシステムの製品の概要,経営環境の変化,及びそれに応じた,製品市場マトリクスにおける成長戦略の内容を,800 字以内で述べよ。
設問アで述べた成長戦略における市場の特徴,成長戦略を立案した根拠及び意思決定に至った過程,また,どのような経営リスクを想定し,どのような経営リスクマネジメントを実施したか,800 字以上 1,600 字以内で具体的に述べよ。
設問イで述べた成長戦略を立案した根拠及び意思決定に至った過程を基に,現時点における成長戦略の評価,意思決定の評価,経営リスクマネジメントへの評価を,600 字以上 1,200 字以内で具体的に述べよ。