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A研究所は,地域の中小企業などの産業支援を目的とする,地方公共団体が設立した試験研究機関である。
(1)問合せ,相談
A研究所が提供する事業全般に関する問合せ,試験内容などに関する相談などを受け付ける。A研究所では,総合窓口を用意しており,初めてA研究所を利用する場合などは,まず総合窓口の職員が概要を確認し,適切な専門部署につないでいる。問合せ,相談内容は,主要事業を管理する情報システム(以下,事業管理システムという)に登録している。
(2)企業情報及び事業所情報の登録(新規利用の企業などの場合)
利用者がA研究所を初めて利用する場合,総合窓口で名刺を提示してもらい,事業管理システムの企業マスタに利用者が所属する企業が既に登録されているかどうかを企業の商号又は名称(以下,企業名という)などで検索し,確認する。未登録の企業だった場合は,利用者に企業登録用紙への記入を依頼し,企業名,所在地,法人種別,業種,資本金,従業員数などの情報(以下,企業情報という)を確認の上,企業マスタに登録する。利用者が所属企業の資本金,従業員数などが分からない場合,総合窓口の職員が代わりに公表情報を調べて登録するケースがある。
企業情報を新規に登録すると,事業管理システムで企業を一意に識別する企業コードが付与される。また,企業情報が登録済でも,利用者が所属する事業所が未登録の場合は,同じ企業コードで枝番だけを変更し,事業所名,所在地,代表電話番号などの情報(以下,事業所情報という)を入力して企業マスタに登録する。その際,企業名などの既に企業マスタに登録済の属性情報は入力不要にしている。個人事業者の場合も,企業情報として登録し,法人種別には“個人”を設定する。
なお,企業情報を新規に登録する際に,入力された内容を基に,適用料金区分として,中小企業及び個人事業者向けの料金を適用する“優遇”か,それ以外の“一般”かを,事業管理システムが自動判断して登録する。
(3)利用者情報の登録及び利用者カードの発行(新規利用者の場合)
企業マスタに事業所情報が登録済で,利用者がA研究所を初めて利用する場合は,利用者に利用者登録用紙の記入を依頼し,名刺及び本人確認できる身分証を提示してもらい,総合窓口の職員が利用者の氏名,連絡先などの情報(以下,利用者情報という)を,登録済の事業所情報に関連づけて利用者マスタに登録する。その際,事業管理システムで利用者を一意に識別する利用者コードが付与される。
利用者情報の登録が完了すると,主要事業の受付時などに使用するバーコード付きのプラスチックの利用者カードを発行する。大企業などでは様々な部署がA研究所を利用するケースがあり,誰が利用したのかを識別して管理したいことから,企業単位ではなく,利用者個人ごとに利用者カードを発行している。そのため,同じ企業に所属する者であっても,他の利用者の利用者カードを借りて利用することは禁止している。一方で,利用者カードが本人のものであるかどうかを,受付時に厳密には確認していない。
(4)試験内容などの決定
専門部署の職員は,利用者からより詳しい内容を聞き取り,試験内容などの詳細を決定する。専門部署での受付時に利用者カードを提示してもらい,決定した試験内容などを事業管理システムに登録する。
なお,利用者カードの持参を忘れた場合は,総合窓口に案内し,名刺及び本人確認できる身分証を提示してもらい,利用者カードを再発行している。再発行すると,古い利用者カードを無効にし,使用できないようにする。
(5)見積書及び申込書の作成
省略。
(6)申込手続
省略。
(7)試験実施
省略。
(8)報告書の納品(依頼試験の場合)
依頼試験の場合,依頼内容に応じた試験結果を報告書にまとめ,利用者に対して納品する。報告書の宛名は企業名にしている。納品は,来所してもらい手渡するか,報告書を郵送で提出する。郵送の場合の送付先は,利用者が所属する事業所の所在地にしている。
| マスタ名 | 主な属性(下線は主キーを示す) |
|---|---|
| 企業マスタ | 企業コード,企業コード枝番,本支店区分,業種1),法人種別1), 企業名(漢字)1),企業名(カナ)1),代表者氏名1),資本金1),従業員数1), 適用料金区分,郵便番号1),所在地1),代表電話番号1) |
| 利用者マスタ | 利用者コード,企業コード,企業コード枝番,氏名,電話番号, ファックス番号,電子メールアドレス |
| 利用者カードマスタ | 利用者カード番号,利用者コード,状態区分 |
〔現行業務の概要〕について,利用者カードに印字されているバーコードに必ず含まれる情報を表1中の属性名を用いて答えよ。また,その属性をバーコードに含めている利用者カードに対する業務の管理運用上の理由を35字以内で述べよ。
〔企業に関する情報の管理運用の見直し〕について,(1)〜(3)に答えよ。
企業マスタは事業所単位ではなく企業単位で情報を管理することにした一方で,利用者マスタ上で事業所情報を引き続き管理することにしたのは,主要事業の業務の流れ上どのような用途で利用することを想定したからか。20字以内で述べよ。
法人情報を利用することにしたが,本文中の下線①のように,作業負荷が増えないよう,企業DBを引き続き購入することにした理由を,表1中の属性名を用いて35字以内で述べよ。
本文中の下線②のケースとして二つのケースが考えられる。一つは,法人登記した直後で法人情報がまだ提供されていない企業が利用するケースである。もう一つのケースを15字以内で述べよ。
〔利用者に関する情報の管理運用の見直し〕について,(1)〜(3)に答えよ。
システム刷新後の利用者マスタで新たに必要になる情報が二つある。一つは,これまで企業マスタで管理していた事業所情報である。もう一つの情報を25字以内で述べよ。
オンラインでの利用者情報の登録について,aに入れる字句を答えよ。
本文中の下線③の使用ルールとは何か。30字以内で述べよ。