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ログデータの転送は,イベント通知を転送する標準規格(RFC 5424)のa プロトコルを利用している。データヒストリアンに蓄積された測定データとログデータは,ファイル共有プロトコルで操作端末に共有され,社員がUSBメモリを用いてOAセグメント内のPCに1週間に1回複製する。
制御サーバ,操作端末及びデータヒストリアンのソフトウェア更新は,必要の都度,OAセグメントのPCでインターネットからダウンロードしたソフトウェア更新ファイルを,USBメモリを用いて操作端末に複製した上で実施される。
A社の社員は,PCでメールの閲覧やインターネットアクセスを行う。OAセグメントからインターネットへの通信はDMZ経由としており,DMZには社外とのメールを中継する外部メールサーバと,OAセグメントからインターネットへのWeb通信を中継するプロキシサーバがある。DMZにはグローバルIPアドレスが,OAセグメントにはプライベートIPアドレスがそれぞれ用いられている。
社員のメールボックスをもつ内部メールサーバと,プロキシサーバは,ユーザ認証のためにLDAPサーバを参照する。プロキシサーバのユーザ認証には,Base64でエンコードするBasic認証方式と,MD5やSHA-256でハッシュ化する b 認証方式があるが,A社では後者の方式を採用している。また,プロキシサーバは,HTTPの c メソッドでトンネリング通信を提供し,トンネリング通信に利用する通信ポートを443に限定する。

| 項番 | 概要 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | アップロード | 送信者は,FTAにHTTPS(HTTP over TLS)でアクセスし,PC又は操作端末からFTAにファイルをアップロードする。 |
| 2 | 承認依頼 | 上長宛ての承認依頼メールが,FTAから内部メールサーバに自動送信される。 |
| 3 | 承認 | 上長は,PCでメールを確認後,FTAにHTTPSでアクセスし,ファイルの中身を確認した上で承認する。 |
| 4 | ファイルアップロード通知 | 受信者宛てのファイルアップロード通知メールが,FTAから内部メールサーバに自動送信される。 |
| 5 | ダウンロード | 受信者は,PCでメールを確認後,FTAにHTTPSでアクセスし,ファイルをPC又は操作端末にダウンロードする。 |
②指示(c)のとおり,FTAには静的経路や経路制御プロトコルの設定は行わない。
③FTAは,認証及び認可に必要な情報について,既存のサーバを参照する。
Bさんは,ベンダからFTAを借りて想定どおりに動作をすることを確認した。
Bさん:L2SWとNPBの転送方式は,何が違うのですか。
ベンダ:L2SWの転送方式では,受信したイーサネットフレームのヘッダにある送信元MACアドレスとL2SWの入力ポートをMACアドレステーブルに追加します。フレームを転送するときは,宛先MACアドレスがMACアドレステーブルに学習済みかどうかを確認した上で,学習済みの場合には学習されているポートに転送します。宛先MACアドレスが学習されていない場合は d します。
これに対してNPBの転送方式では,入力ポートと出力ポートの組合せを事前に定義して通信路を設定します。今回のA社の構成では,一つの入力ポートに対して出力ポートを二つ設定し,パケットの複製を行っています。
NPBの入力は,L2SWからのミラーポートと接続する方法と,ネットワークタップと接続する方法の二つがあります。ネットワークタップは,既存の配線にインラインで接続し,パケットをNPBに複製する装置です。今回検討したネットワークタップを使う方法では,送信側,受信側,それぞれの配線でパケットを複製するので,NPBの入力ポートは2ポート必要です。④今回採用する方法では,想定トラフィック量が少ないので既存のL2SWのミラーポートを用います。NPBにつながるケーブルは全て1000BASE-SXです。
Bさんは,ベンダへの確認結果を基にA社におけるNPBによる測定データの送信について整理した。その内容を次に示す。
〔現状のネットワーク〕について,(1),(2)に答えよ。
本文中の a 〜 c に入れる適切な字句を答えよ。
外部からアクセスできるサーバをFWによって独立したDMZに設置すると,OAセグメントに設置するのに比べて,どのようなセキュリティリスクが軽減されるか。40字以内で答えよ。
〔管理セグメントとOAセグメント間のファイルの受渡し〕について,(1)〜(3)に答えよ。
本文中の下線①について,利用者の認証を既存のサーバで一元的に管理する場合,どのサーバから認証情報を取得するのが良いか。図2中の字句を用いて答えよ。
本文中の下線②について,FTAにアクセスできるのはどのセグメントか。図2中の字句を用いて全て答えよ。
本文中の下線③について,FTAにおいて認証と認可はそれぞれ何をするために使われるか。違いが分かるようにそれぞれ25字以内で述べよ。
〔測定データの可視化〕について,(1)〜(5)に答えよ。
本文中の d に入れる適切な字句を答えよ。
本文中の下線④について,L2SWからミラーパケットでNPBにデータを入力する場合,ネットワークタップを用いてNPBにデータを入力する方式と比べて,性能面でどのような制約が生じるか。40字以内で述べよ。
本文中の下線⑤について,1ポートだけからミラーパケットを取得する設定にする場合には,どの装置が接続されているポートからミラーパケットを取得するように設定する必要があるか。図2中の字句を用いて答えよ。
本文中の下線⑥について,サーバでミラーパケットを受信するためにはサーバのインタフェースを何というモードに設定する必要があるか答えよ。また,このモードを設定することによって,設定しない場合と比べどのようなフレームを受信できるようになるか。30字以内で答えよ。
キャプチャサーバに流れるミラーパケットが平均100kビット/秒であるとき,1,000日間のミラーパケットを保存するのに必要なディスク容量は何Gバイトになるか。ここで,1kビット/秒は10³ビット/秒,1Gバイトは10⁹バイトとする。ミラーパケットは無圧縮で保存するものとし,ミラーパケット以外のメタデータの大きさは無視するものとする。