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企業など(以下,ユーザ企業という)では,購買,製造,販売,財務などの基幹業務に関わるシステム(以下,基幹系システムという)の再構築に当たって,ソフトウェアパッケージ(以下,パッケージという)を利用することがある。パッケージには,通常,標準化された業務プロセス,関連する規制などに対応したシステム機能が用意されているので,短期間で再構築できる上に,コストを削減することもできる。
その一方で,ユーザ企業の業務には固有の業務処理,例外処理があることから,パッケージに用意されている機能だけでは対応できないことが多い。このような場合,業務の一部を見直したり,パッケージベンダ又はSIベンダ(以下,ベンダ企業という)が機能を追加開発したりすることになる。しかし,追加開発が多くなると,コストの増加,稼働開始時期の遅れだけではなく,パッケージのバージョンアップ時に追加開発部分の対応が個別になるなどのおそれがある。
これらの問題に対するユーザ企業の重要な取組みは,パッケージの機能が業務処理要件などをどの程度満たしているか,ベンダ企業と協力して検証することである。また,追加開発部分も含めたシステムの運用・保守性などにも配慮して再構築する必要がある。
システム監査人は,このような点を踏まえて,パッケージを利用した基幹系システムの再構築におけるプロジェクト体制,パッケージ選定,契約,追加開発,運用・保守設計,テストなどが適切かどうか確かめる必要がある。
あなたの経験と考えに基づいて,設問ア~ウに従って論述せよ。
あなたが関係した基幹系システムの概要と,パッケージを利用して当該システムを再構築するメリット及びプロジェクト体制について,800字以内で述べよ。
設問アで述べた基幹系システムを再構築する際に,パッケージを利用することでどのようなリスクが想定されるか。700字以上1,400字以内に述べよ。
設問イで述べたリスクを踏まえて,パッケージを利用した基幹系システムの再構築の適切性を監査する場合,どのような監査手続が必要か。プロジェクト体制,パッケージ選定,契約,追加開発,運用・保守設計,テストの六つの観点から,700字以上1,400字以内で具体的に述べよ。